【LEDランタン比較】300ルーメンクラスのLEDランタンを比較

LEDランタンの明るさを示すスペック表記としては「ルーメン(lm)」という単位が一般的です。

これはLEDランタンに限らず、家庭用のLED照明などのLED照明商品全般で採用されている単位で「単位時間あたりに放射される光の量」というように定義されています。つまり発光する側の明るさを表した単位なんですね。

最近では家庭用の照明でもLED電球が普及してきていますので、なんとなく明るさのイメージができるという人もいるかもしれませんが、300ルーメンクラスというとだいたい25~30ワット相当の電球と同等といわれています。家庭でいえばリビングの明るい照明ではなく、玄関やバスルーム、トイレなどの補助的な照明といったイメージでしょうか。

キャンプでの使用を考えたとき300ルーメンクラスのランタンは「テーブルランタン」や「サブランタン」と位置付けることができます。

サイト全体を照らすメインランタンとしては明るさが足りませんがテーブルランタンとしてはもちろん有能ですし、テント内の室内等としても使えます。

サブランタンはキャンプでの必須アイテムと言えますがどのような機種があるのでしょうか。

機能・サイズ・ランタイム・使用電池など多種多様で個性的な商品がありますので比較してみたいと思います。

【ジェントス LEDランタン EX-777XP】

ジェントス LEDランタン EX-777XP

[商品スペック]
光源:高輝度チップタイプ暖色LED×3個
明るさ:約280ルーメン(Highモード)
使用電池:単1形アルカリ電池×3本
点灯時間:72時間(Highモード)/144時間(Ecoモード)/240時間(点滅モード)
保護等級:防滴仕様(IPX4準拠)
本体サイズ:直径84×高さ185mm
本体質量:約817g(電池含む)
付属品:ハンガーフック

アウトドア用の「LEDランタン」を代表するブランドであるジェントスのベストセラー商品で、ジェントスの代名詞といってもいいかもしれません。

柔らかい暖色系のLED光で280ルーメンの明るさがありながら、実用点灯時間72時間ものランタイムがあります。

サイズもコンパクト軽量でキャンプ用品として複数個所持していてもそれほど荷物にはなりませんし、いくつか所有していれば災害時の安心にもなります。

ジェントスのエクスプローラーシリーズの特徴でもある発光部カバーを外すと白熱電球スタイルとなりタープに吊るしても使えますしテント内のルームランプとして大活躍します。

ジェントス LEDランタン EX-777XP

電源スイッチの上にある「本体認識表示灯」なるグリーンのLED表示は、定期的に点滅して真っ暗闇でも本体がどこにあるかわかるようになっています。

実売価格も\3,000以下と安価で、機能も明るさもランタイムも総合的に見て使い勝手が良く、ベストセラーなのも頷ける商品ですね。

【ジェントス LEDランタン SOL-036C】

ジェントス LEDランタン SOL-036C

[商品スペック]
光源:チップタイプ白色LED×4個、チップタイプ暖色LED×4個
明るさ:約380ルーメン(白色100%点灯)
使用電池:単3形アルカリ電池×6本 エネループ使用可能
点灯時間:白色14時間(100%点灯)/110時間(10%点灯)、昼白色24時間(100%点灯)/140時間(10%点灯)、暖色28時間(100%点灯)/150時間(10%点灯)、キャンドルモード90時間
保護等級:防滴仕様(IPX4準拠)
本体サイズ:直径73×高さ158mm
本体質量:400g(電池含む)
付属品:ハンガーフック、テスト用電池

ジェントスの「SOL-036C」は発光色が白色/昼白色/暖色の3種類から選択できる高機能なタイプのLEDランタン。

明るさは白色モード時に最大の380ルーメンとなります、昼白色最大230ルーメン、暖色最大160ルーメンとなりますので暖色では280ルーメンの「EX-777XP」の方がより明るいということになります。

ジェントス LEDランタン SOL-036C

その他にも、スムースディマーと呼ばれる無段階調光機能であったり、バッテリーインジケーターで電池容量低下による電池交換必要時に赤色点灯でお知らせしてくれるなどの機能付き。

発光部カバーを外すと白熱電球スタイルになるのは「EX-777XP」同様ですが、使用電池が単3×6本と軽量になるためランタイムは短くなりますが重量が電池込みで約400gと、より小型軽量なLEDランタンとなります。

ジェントス LEDランタン SOL-036C

実売価格では「EX-777XP」よりも\1,000ほど高いですが、よりコンパクトで高機能な「SOL-036C」も選択肢としてアリだと思います。

【ジェントス LEDランタン EX-313CW】

ジェントス LEDランタン EX-313CW

[商品スペック]
光源:高輝度チップタイプ白色LED×3個
明るさ:約300ルーメン(Highモード)
使用電池:単1形アルカリ電池×3本 エネループ使用可能
点灯時間:22時間(Highモード)/44時間(Midモード)/88時間(Ecoモード)/50時間(SOSパターン点滅モード)
保護等級:防滴仕様(IPX4準拠)
本体サイズ:直径94×高さ185mm
本体質量:828g(電池含む)
付属品:ハンガーフック

こちらは「EX-777XP」とほぼ同サイズで明るさが300ルーメンのLEDランタン。

明るさが少しだけアップしていますが、大きな違いは発光色で「EX-777XP」が暖色なのに対してコチラは白が強い昼白色となっています。

ジェントス LEDランタン EX-313CW

電池は単1形アルカリ電池×3本と同じですが充電式のエネループも使用可能。エネループはニッケル水素電池なので電池電圧が1.2Vと通常のアルカリ乾電池の1.5Vよりも低いため、電池を使用したLEDランタンではこの電圧差で使えない場合もあるので要注意です。

他のエクスプローラーシリーズ同様に発光部カバーを外せます。本体底のフックをおこして吊り下げれば白熱電球スタイルに。

ジェントス LEDランタン EX-313CW

連続点灯時間は明るさ最大時に約22時間と短くなってしまいますが発光色が暖色よりも白い昼白色が好みの人にはこちらのLEDランタンがおすすめです。

【ジェントス LEDランタン EX-136S】

ジェントス LEDランタン EX-136S

[商品スペック]
明るさ:High/370ルーメン、Mid/160ルーメン、Eco/20ルーメン
使用光源:高輝度チップタイプ暖色LED×10灯
実用点灯時間:High/9時間、Mid/18時間、Eco/142時間、キャンドルモード/60時間
サイズ:直径78×高さ141.5mm
本体重量:約355g(電池含む)
使用電池:単3形アルカリ電池×6本
機能:キャンドルモード、2m落下耐久、耐塵・1m防水(IP67準拠)

ジェントスから2017年の新商品として登場した、2m落下耐久と1m防水という堅牢性が高く防災グッズとしても頼もしいLEDランタン「EX-136S」。

ジェントス LEDランタン EX-136S

同社同形状の「SOL-144S」が明るさ150ルーメンだったので、大幅にパワーアップしての登場です。

他のシリーズと違い、発光部がシャドウレストップカバーとなっているため上部に影ができず、トップカバーを付けたままでも室内灯として使えます。

また、本体底部にはカラビナがビルトインされているため、テント中央部にそのまま吊るして室内灯とすることもできます。

ジェントス LEDランタン EX-136S

使用電池に単3形×6本を採用し、370ルーメンで9時間連続点灯の、軽くて頑丈で明るい、水に浮くLEDランタンです。

【コールマン ランタン CPX6クアッドLEDランタン】

コールマン ランタン CPX6 クアッドLEDランタン 2000013183

[商品スペック]
光源:LED×24個
明るさ:約379ルーメン
使用電池:単1形乾電池×4本(別売)
     CPX6充電式カートリッジ(別売)
     CPX6充電式カートリッジハイパワー(別売)
     CPX6ACパワーパック(別売)
点灯時間:アルカリ乾電池使用時 約27時間(High)/約112時間(Low)
     CPX6充電式カートリッジ使用時 約3時間(High)/約10時間(Low)
     CPX6充電式カートリッジハイパワー使用時 約5時間(High)/約16時間(Low)
     分割式エリアライト使用時 約2.5時間(High)/約5時間(Low)
保護等級:
本体サイズ:直径170×高さ300mm
本体質量:約1.6kg
付属品:乾電池カートリッジ

アウトドア用品の老舗である「コールマン」からはCPX6バッテリーシステムの充電式カートリッジと単1乾電池のどちらかを選択して使用できる2WAYのLEDランタンがシリーズで発売されています。

中でもこの「クアッドLEDランタン」はキャンプ場でも人気の高いベストセラー商品。

クアッドLEDランタン最大の特徴は分割式の発光部で本体から分離して単独の手提げ式フラッシュライトとして使えます、トイレに行く時などに便利ですね。

コールマン ランタン CPX6 クアッドLEDランタン 2000013183

分割式フラッシュライトを収納する本体に乾電池またはCPX6充電式カートリッジを内蔵して4つの分割式フラッシュライトに内蔵したバッテリーに充電してLEDを点灯させます。

コールマン ランタン CPX6 クアッドLEDランタン 2000013183

この一見すると不効率とも思えるシステムですがアルカリ乾電池で明るさ最大379ルーメン時に約27時間連続使用可能となっています。

因みにCPX6充電式カートリッジでは明るさ最大時に連続約3時間となっていますので1泊のキャンプでも予備のバッテリーか乾電池は必須と思われます、バッテリーも安い物ではないのでキャンプでの使用を考えると運用は乾電池のほうが良さそうです。

ただ、本体がかなり大きくテーブル上が広くないと邪魔になりますので、テーブルで使うなら分割して使うのが良さそう。

コールマン ランタン CPX6 クアッドLEDランタン 2000013183

また、重量があるので他のサブランタンのようにタープやテント内で吊るして使うことは難しいかもしれませんね。

【コールマン ランタン CPX6レトロLEDランタン】

コールマン ランタン CPX6 レトロLEDランタン 2000016969

[商品スペック]
光源:LED
明るさ:約300ルーメン
使用電池:単1形乾電池×4本(別売)
     CPX6充電式カートリッジ(別売)
     CPX6充電式カートリッジハイパワー(別売)
     CPX6ACパワーパック(別売)
点灯時間:乾電池使用時/約63時間(100%)、約142時間(25%)
     CPX6使用時/約4時間(100%)、約20時間(25%)
     CPX6ハイパワー使用時/約6時間(100%)、約32時間(25%)
保護等級:
本体サイズ:直径135×高さ295mm
本体質量:約750g
付属品:乾電池カートリッジ

アウトドア用品の老舗であるコールマンらしい燃料式ランタンのようなレトロスタイルのLEDランタンです。

CPX6充電式カートリッジと単1アルカリ乾電池が使える2WAY仕様であるだけでなく、発光色も白色と暖色の2種類に切り替えできる見かけによらず高機能なランタン。

コールマン ランタン CPX6 レトロLEDランタン 2000016969

乾電池で使用すれば約63時間も連続点灯しますのでキャンプでの使用であれば予備の電池は不要です。

最大の魅力はそのレトロスタイルでオフシーズンでもインテリアとして使えそうですね。

【エナジャイザー フュージョン折りたたみ式ランタン FFL281J】

エナジャイザー LEDランタン 折りたたみ式 フュージョン FFL281J

[商品スペック]
光源:白色LED
明るさ:約330ルーメン
使用電池:単3形乾電池×4本or8本
点灯時間:最長100時間
防水機能:IPX4(全方向からの10分間の水しぶきに耐える)
本体サイズ:幅120×奥行40×高さ190mm
本体質量:約397g

ランタイムの長いLEDランタンで有名なエナジャイザーからは他社商品とは一線を画すスタイルの折りたたみ式LEDランタンが発売されています。

前モデルの「FFL81J」からのモデルチェンジで、明るさ30ルーメンアップの330ルーメンとなった「FFL281J」。

このLEDランタンの最大の特徴はその独創的なスタイル、グリップを握って面発光のフラッシュライトとして、テーブルに置いてテーブルライトとして、発光部を立ててエリアライトとして、様々なスタイルで使うことができます。

エナジャイザー LEDランタン 折りたたみ式 フュージョン FFL281J

連続点灯時間は最長で100時間とスペック表記がありますが、これはメーカーによって測定方法が様々で一概にその数字を読むことはできません。エナジャイザーの規定では「ローモード点灯時の明るさに対して1%に変化するまでを測定」とありますので明るさ最大モードでどこまで持つのかは未知数です。

スタイルが独特なので使用シーンが限られそうですが、暗い場所で手元を明るく照らして作業をするなど面発光のスタンドライトが欲しい人にはおススメな商品ですね。

エナジャイザー LEDランタン 折りたたみ式 フュージョン FFL281J

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