テント泊では、テントの中央にLEDランタンを吊り下げて室内灯として利用しているという人が多いと思いまが、これには、直下に影ができないタイプのLEDランタンを選択すると、テント全体が明るくて快適に過ごせます。
また、テント内では中央に吊るす室内灯とは別に、手元用の「サブランタン」を用意しておくとなにかと便利です。
シュラフに寝転がって読書をしたり、カードゲームをしたり、下を向いていると室内灯では自分の頭の陰ができてしまいます。
そこで、手元用にもうひとつ別のLEDランタンを用意しておくと、室内灯による自分の陰が気にならず、快適に過ごすことができます。
しかし、手元用のライトは距離が近いこともあり、あまりギラギラとした照明では眩しくて目によくありません。
できれば点で光るランタンよりも、面発光で柔らかい光を放つランタンがおススメです。
面発光で目にやさしい面発光のLEDランタンにはどのようなモノがあるのでしょうか。
【コールマン クアッドマルチパネルランタン】
[商品スペック]
明るさ(電池8本):約800ルーメン(Highモード)/200ルーメン(Midモード)/100ルーメン(Lowモード)
明るさ(電池4本):約500ルーメン(Highモード)/160ルーメン(Midモード)/60ルーメン(Lowモード)
明るさ(パネル):約130ルーメン(Highモード)/20ルーメン(Lowモード)/110ルーメン(Spotモード)
連続点灯時間(電池8本):約20時間(Highモード)/約120時間(Midモード)/約400時間(Lowモード)
サイズ:約W146×D145×H230mm
本体重量:約1.2kg
使用電池:単1形アルカリ乾電池×4本または8本
保護等級:IPX4対応(全方向からの水しぶきに10分間耐える)
アウトドアの人気ブランド「コールマン」から2017年の新商品として登場した新作LEDランタン。
同社の人気シリーズでもある「CPX6バッテリーシステム」には対応していない、発光パネル分割式のLEDランタンです。
発光パネルは、本体側面4方向にあり、それぞれがマグネット脱着式となっており、分割して独立したパネルライトとして使えるようになっています。
これまでのクアッドランタンと違い、パネルを4面すべて外してしまったとしても、本体にLEDバルブが残っているので、単体でLEDランタンとして使えるようになっています。
パネルライトは背面にスタンドがあり、単独で立てて使うことができますし、パネルライト側面にもLEDライトが付いているので、単独でフラッシュライトとして使うこともできます。
他社のモデルにも搭載されてきていますが、最近流行りの機能なのか、本体にあるUSBポートから、スマホなどへの充電もできるようになっています。
800ルーメンの大光量でメインランタンとして使う、発光パネルをそれぞれにサブランタンとして使う、パネルを並べてエリアライトとして使うこともできるなど、いろいろと使い方を工夫できるマルチなランタン。
ひとつで何役もこなす、荷物をなるべく少なくしたいアウトドアアイテムとしても嬉しい、コールマンの使い勝手のよい新作LEDランタンです。
Coleman(コールマン) ランタン クアッドマルチパネルランタン 2000031270
【コールマン ランタン CPX6 トライアゴLEDランタン】
[商品スペック]
光源:LED
明るさ:500ルーメン
使用電池:アルカリ単一形乾電池×4本、CPX6充電式カートリッジ、CPX6充電式カートリッジハイパワー
点灯時間:アルカリ乾電池使用時約13時間(High)/約300時間(Low)
CPX6充電式カートリッジ使用時約1.5時間(High)/約20時間(Low)
CPX6充電式カートリッジハイパワー使用時約2.5時間(High)/約43時間(Low)
分割式エリアライト使用時約1.5時間(High)/約13時間(Low)
保護等級:IPX4対応(水没以外の雨や水しぶき等あらゆる天候で使用可能)
本体サイズ:直径160×270(高さ)mm
本体質量:1400g
コールマンの「CPX6システム充電式カートリッジ」を使えるシリーズとしては、明るさ最大500ルーメンで最高の明るさを誇る「トライアゴLEDランタンⅡ」。
分割式のLEDランタンになっており、「トライアゴ」という商品名からも想像できるように、本体から3分離してそれぞれをエリアライトとして使うことができます。
コールマン「CPX6バッテリーシステム」に対応しており、充電式カートリッジと充電式カートリッジハイパワーが使用できます。※ACパワーパックには対応していませんので注意が必要
ただし、CPX6充電式カートリッジハイパワーを使用しても、明るさ最大の500ルーメンでは約2.5時間しかバッテリーが持たないので1泊のキャンプでも交換が必要となり実用的ではなさそう。
乾電池ならば13時間持ち、2泊ならば余裕で持ちこたえますので、乾電池で運用したほうが良さそうですね。
【コールマン クアッドLEDランタン】
[商品スペック]
光源:LED×24個
明るさ:約379ルーメン
使用電池:単1形乾電池×4本(別売)
CPX6充電式カートリッジ(別売)
CPX6充電式カートリッジハイパワー(別売)
CPX6ACパワーパック(別売)
点灯時間:アルカリ乾電池使用時 約27時間(High)/約112時間(Low)
CPX6充電式カートリッジ使用時 約3時間(High)/約10時間(Low)
CPX6充電式カートリッジハイパワー使用時 約5時間(High)/約16時間(Low)
分割式エリアライト使用時 約2.5時間(High)/約5時間(Low)
保護等級:
本体サイズ:直径170×高さ300mm
本体質量:約1.6kg
付属品:乾電池カートリッジ
アウトドア用品の老舗ブランド「コールマン」のベストセラーLEDランタンで、電源を「CPX6バッテリーシステム」の充電式カートリッジか単1乾電池4本のどちらかから選んで使用できる2WAYのLEDランタン。
「クアッドLEDランタン」最大の特徴は分割式の発光部。本体から分離して単独の手提げ式フラッシュライトとして使えますのでトイレに行く時などに便利ですね。
発光部はバルブの形がうっすらと見えますが、眩しさを低減するアンバーレンズとなっているのでLED特有のギラギラ感はなくなっています。
分割式フラッシュライトを収納する本体に、乾電池またはCPX6充電式カートリッジを内蔵し、4つの分割式フラッシュライトに内蔵したバッテリーに充電してLEDを点灯させるようになっています。
重量1.6kgもあるので他のサブランタンのようにタープやテント内で吊るして使うことは難しいかもしれませんが、分割したパネルライトならば持ち歩いて使えるので便利ですね。
コールマン ランタン CPX6 クアッドLEDランタン 2000013183
【エナジャイザー LEDフュージョン 折りたたみ式ランタン FFL281J】
[商品スペック]
光源:白色LED
明るさ:最大330ルーメン
点灯時間:最大100時間
防水機能:IPX4(全方向からの10分間の水しぶきに耐える)
電源:単3形乾電池×4本or8本
本体サイズ(約):幅120×奥行40×高さ190mm
本体重量(約):397g(電池含まず)
エナジャイザーの発光パネルが面発光の折りたたみ式ランタン、ランタンと名前が付いていますが、その形状はユニークでパネルライトのような形をしています。
発光色は白色、調光はボタンを押していると明るさが刻々と変化する無段階調光となっています。
折り畳んだ状態で点灯させれば、発光部の裏側にある白い反射板により、一方向に光を集め、パネルライトとして使えます。
発光部を上に跳ね上げて使えば、クリアーな発光パネルから放射された光が周囲を照らすランタンに。
明るさ最大で330ルーメン、パネルライトとして使えるので暗い場所での作業用ライトとして使えますし、手元を照らすライトとしてピッタリです。
【エナジャイザー LEDフュージョン 2-IN-1 ランタン FHH241J】
[商品スペック]
光源:白色LED×3
明るさ:エリアライト 最大110ルーメン/懐中電灯 最大100ルーメン
点灯時間:エリアライト 最大100時間/懐中電灯 最大20時間
防水機能:IPX4(全方向からの10分間の水しぶきに耐える)
電源:単3形乾電池×4本
本体サイズ(約):幅50×高さ190×厚さ35mm
本体重量(約):117.4g(電池を含む重さ約212.7g)
ランタンというよりは、フラッシュライト(懐中電灯)と呼んだ方がしっくりとする形状のエナジャイザーツーインワンランタン。ツーインワンの機能は、エリアライトとフラッシュライト(懐中電灯)です。
電源ボタンを1回押すとハンディライトとして本体先端の発光部が点灯、電源ボタンを2回押すと本体側面の発光パネルが面発光しエリアライトになります。
明るさは、エリアライトが最大110ルーメン、ハンディライトが最大100ルーメンとそれほどハイスペックではないですが、手元用ライトとしては必要十分ではないでしょうか。
ソロキャンプや作業用ライトとしても役立ちそうなエナジャイザーのツーインワンタイプのLEDランタンです。
【エナジャイザー LED折りたたみ式 ランタン FL455】
[商品スペック]
光源:LED
明るさ:最大220ルーメン
点灯時間:330時間、ローモード(100ルーメン)で最大520時間
電源:単1形乾電池2本or4本
本体サイズ(約):幅約125mm×高さ約207mm×厚さ約84mm
本体重量(約):478g(電池含まず)
エナジャイザーのLEDランタンはどれも個性的ですが、これもそのひとつで折りたたみ式の「FL455」。
明るさは最大でも220ルーメンと控えめなスペックですが、連続点灯時間が330時間と驚異的。
但し、エナジャイザーの点灯時間基準は「初期点灯時の明るさに対して1%に変化するまで」となっていますのでそこは注意する必要があります。
電池の数も単1形乾電池2本だけでも点灯するように設計されていますので、イザという時の備え即ち防災グッズとしても良さそうです。