【ガソリンランタン】時代は変わっても変わらぬ人気の定番ランタン

キャンプ場で使われるランタンには燃料によりいくつかの種類があります。

ガソリンを燃焼させるもの、ガスを燃焼させるもの、種類は少ないですが灯油を燃焼させるもの、ロウソクもあります。

そして最近では燃料ではなく電池やバッテリーをエネルギー源とするLEDランタンも多くなってきました。

皆さんはどのような種類のランタンを使っていますか?

中でもガソリンを燃料とするランタンは、歴史が古く昔からアウトドア用のランタンとして愛用されてきました。

しかし、ガスランタンやLEDランタンと違い、取り扱いが難しかったり、メンテナンスが面倒であったりして初心者からは敬遠されがちです。

以下、ガソリンランタンを使う上での一般的な注意事項や特徴です。

・給油口が小さいので燃料を入れるには漏斗などを使って給油する必要がある。

・タンクに空間が無いと燃料がうまく押し出されないので満タンでも8割程度に留めておく。

・点火する前にタンクに圧力を加えるため「ポンピング」という作業をする必要がある。

・マントルの取扱はガスランタンと同様に装着後にカラ焼きをする必要があります。

・点火時はライターの火がついているところにバルブを開いてガソリンを噴出させる。
 点火の瞬間も慣れていないと恐怖感があります。

・点火後は炎が安定するように再度ポンピングをする。

・燃料を注ぎ足すときは火を止めて、冷却してから給油する。

・使用後は燃料キャップを緩めてタンクの圧を抜いておく。

・シーズン終了後はバルブの腐食やタンクの錆びを防ぐために燃料も抜いておく。

・ガスに比べて燃料費が安く経済的。

・気温が低くても安定した光量を保てる。

・大光量のものが多い。

シーズン終了後のメンテナンスなどもキチンとしておけば何十年も愛用できるキャンプのパートナーとなります。

キャンプとは道具を楽しむ趣味でもあるので、こだわりのガソリンランタンも手持ちのアイテムに加えておきたいものです。

【コールマン ランタン ノーススター2000ランタン 2000-750J】

コールマン ランタン ノーススター2000ランタン 2000-750J

[商品スペック]
メーカー型番:2000-750J
明るさ:約360CP/230W相当
燃料タンク容量:約940cc
燃焼時間:約7~14時間
サイズ:約直径17.3×34.3(h)cm
本体重量:約1.8kg
使用ジェネレーター:2000-589R
使用グローブ:R000-043J
使用マントル:95型

ホワイトガソリンを燃料としたガソリンランタンのブランドといえばやはり「コールマン」ですね。

アウトドアの本場であるアメリカで100年以上の歴史を持ち、いまだに高い人気を誇るアウトドア用品の老舗です。

コールマンのガソリンランタンの中で最も明るいのがこの「ノーススター2000」で、その明るさはなんと230W相当、最大時には直視できないほどの明るさです。

使い勝手も良くなっており、ポンピングも回転操作の必要が無いノブになっており、センターには圧力インジケーターまでついています。

十分に圧が掛かっていれば、ポンピング操作時にインジケータが飛び出してくるのでポンピングの感触で判断しなくても判るようになっています。

そしてこのノーススターにはガソリンランタンには珍しい、便利な自動点火装置が付いています。

このイグナイターは乾電池で火花を飛ばすようになっており、単4形乾電池が1本必要になります。

200ワットクラスの強烈に明るいランタンは、時にお隣さんの迷惑になることもありますので、サイト設営の際には周囲への配慮も必要ですね。

【コールマン ランタン ワンマントルランタン 286A740J】

コールマン ランタン ワンマントルランタン 286A740J

[商品スペック]
メーカー型番:286A740J
明るさ:約200CP/130W相当
燃料タンク容量:約590cc
燃焼時間:約7.5~15時間
サイズ:約直径16.0×31.0(h)cm
本体重量:約1.4kg
使用ジェネレーター:Model 288-5891
使用グローブ:Model R214C046J
使用マントル:21A型

ノーススターよりもひとまわり小さなワンマントルランタン、キャンプ場では定番ランタンなので「あ、お隣さんも同じだ」なんてこともよくありますが、それだけ人気のあるランタンということなのでしょう。

明るさは控えめなテーブルランタンよりも少し明るめな130W相当で、サイト全体を照らす必要が無ければ、サイズ・明るさ・燃費のバランスのとれた丁度いいランタンです。

マントルは袋状になった21Aタイプ

コールマン マントル 21A

燃料は勿論、コールマンのホワイトガソリンです。

コールマン ホワイトガソリン

また、給油にはコールマンのフューエルファネルを使うと、フィルター付きで燃料タンクへのゴミの混入を防ぐこともできます。

コールマン フューエルファネル

【コールマン ランタン パワーハウスツーマントルランタン 290A740J】

コールマン ランタン パワーハウスツーマントルランタン 290A740J

[商品スペック]
メーカー型番:290A740J
明るさ:約300CP/190W相当
燃料タンク容量:約940cc
燃焼時間:約7~14時間
サイズ:約直径18.0×35.0(h)cm
本体重量:約1.8kg
使用ジェネレーター:Model 290-5891
使用グローブ:Model R690B048J
使用マントル:21A型

ワンマントルでは少し明るさが物足りないという場合はこちらのツーマントルランタンがお勧め。

明るさは300CPの190W相当ということで200ワットクラスにも迫る大型ランタンです。

機能的にも明るさもノーススターの方が上回りますが、ガソリンランタンの雰囲気としては、やはりこちらのツーマントルの方が上ではないでしょうか。

ポンピングにノブを回転操作する必要があったり、ポンピングの感覚を覚えたり、点火にチャッカマンなどが必要であったりと、ひと手間はかかりますがキャンプ場での存在感はかなりのもの。

ただ、袋状のマントルは強度的に弱いので、上下を固定するノーススター用の95A型に比べると交換頻度はどうしても上がってしまいます。

存在感や雰囲気を重視するか、利便性や機能を重視するか、そこが悩みどころですね。

ガスランタンと比較すると、ポンピングや気化した燃料への点火のコツなど、初心者にとっては敷居が高いと思われがちなガソリンランタン。

しかし、慣れてしまえば取り扱いがそれほど面倒で難しい事ではないことが判ります。

ホワイトガソリンを燃料にしたランタンはそれほど種類があるわけではないので、必然的にコールマンのランタンを選択することになります。

それぞれが存在感のある個性豊かなランタンで、しっかりとメンテナンスをすれば一生モノの相棒となりますので、フィーリングにあったお気に入りのランタンを見つけたいもの。

このほかにも灯油を燃料としたランタンやロウソク用のランタンなども存在しますが、キャンプ場でメインとして使う目的であればガソリンかガスがベストかな?と個人的には思います。

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