暗闇でもハンズフリーで手元を明るく照らすことができるヘッドライト

アウトドアでキャンプ場などの灯りのない場所では、電灯のある普段の生活からは想像できないほど日没後に周囲が暗くなります。

日の長い真夏でも日が落ちると周囲は急激に暗くなり、屋外で行動するためにはランタンやフラッシュライトなどの灯りは必須になります。

夜間の屋外行動での灯りといえば、ランタンやフラッシュライト(懐中電灯)などを真っ先に思い浮かべるのではないかと思います。

しかし、ランタンでは光の届く距離に限界があったり、固定して置くため、物陰に光が届かず使いにくいシーンもあります。

フラッシュライトは光の方向は自由に操ることができますが、手に持って照らさなければならないため、片手がふさがってしまい、意外と不便です。

そのようなアウトドアでの夜間行動のシーンでとても便利な灯りが「ヘッドライト」

ヘッドライトは頭の上に固定して使うライトで、顔の向きに合わせて光の方向が変わるため、視界に合わせて照らす範囲が動いてとても便利です。

頭に固定するので両手も使えて、アウトドアで行動するときのライトとしてピッタリです。

正面に強烈な光が向くため、数人で向き合っての食事の時には使えませんが、ソロキャンプでの灯りや、夜釣りの灯りなどにとても重宝するアイテムです。

 

【ジェントス ヘッドウォーズ HW-000X】

[商品スペック]
使用光源：高輝度チップタイプ白色LED×1個
明るさ　：300ルーメン(Highモード)
使用電池：単3形アルカリ電池×3本　※エネループ使用可能
点灯時間：【ヘッド部】8時間(Highモード)/20時間(Midモード)/150時間(Ecoモード)/40時間(クイックフラッシュモード)
　　　　　【後部認識灯】400時間(点灯)/750時間(点滅)
照射特性：フォーカスコントロール
照射距離：176m(最大時)
保護等級：防滴仕様(IPX4準拠)
本体サイズ：【ヘッド部】W56×H50×D28mm
　　　　　　【電池ボックス部】W81×H51×D27mm
本体質量：198g(電池含む)

LEDヘッドライトといえば真っ先に思い浮かぶのが、LEDランタンで有名な「ジェントス」ではないでしょうか。

独壇場ともいえるほど多種多彩なヘッドライトを市場投入し、多くの人気商品を生み出し、そして売れ続けています。

そのジェントスでヘッドライトの人気シリーズであるヘッドウォーズ、その中で最も明るいのがこの「HW-000X」です。

ヘッドウォーズシリーズには「フォーカスコントロール」が搭載されており、レバーを操作することでスポットビームからワイドビームまで無段階に調節することが可能となっています。

明るさも3段階に調節可能、フラッシュモードも搭載している高機能なヘッドライトです。通常の使用で300ルーメンという明るさは頭上で光るにはやや明るすぎるので、シーンに合わせて調節して使うことになります。

付属品も、ヘッドバンド、シリコンバンド、オリジナルポーチ、ヘルメットホルダー、テスト用電池、と、豊富で購入してすぐに使えるようになっています。

また、後頭部にくる電池ボックスには後部認識灯がついており、点灯・点滅により後方からの視認性を確保し、暗闇での複数人での作業をサポートします。

 

【ジェントス ヘッドウォーズ HW-888H】

[商品スペック]
使用光源：高輝度チップタイプ白色LED×1個
明るさ　：200ルーメン(Highモード)
使用電池：単3形アルカリ電池×3本　※エネループ使用可能
点灯時間：【ヘッド部】10時間(Highモード)/30時間(Ecoモード)/22時間(点滅モード)
　　　　　【後部認識灯】400時間(点灯)/750時間(点滅)
照射特性：ワイドビーム
照射距離：91m(最大時)
保護等級：防滴仕様(IPX4準拠)
本体サイズ：【ヘッド部】W63×H48×D33mm
　　　　　　【電池ボックス部】W81×H51×D27mm
本体質量：192g(電池含む)

ジェントスの人気シリーズである「ヘッドウォーズ」の中でも明るさは控えめな200ルーメンのモデル、控えめとはいえ200ルーメンという明るさは相当なもの、実用上は必要十分といった感じです。

上位機種にあるようなフォーカスコントロールは無く、照射特性はリフレクターによるワイドビームのみ、しかしこのリフレクターがよく設計されており、広範囲を照らす光と、中央部に集光される光の2種類で近距離から長距離まで幅広くカバーできる万能のヘッドライトにしています。

下位モデルという事で明るさ調節はHighモードとEcoモードの2段階に省略されていますが、点滅モードは残されています。また、電池ボックスの後部認識灯もあります。

明るさも十分、機能もシンプルで使い易くお財布にも優しいジェントスの人気ヘッドライトシリーズヘッドウォーズの「HW-888H」です。

 

【ジェントス ヘッドウォーズ HW-999H】

[商品スペック]
使用光源：高輝度チップタイプ白色LED×1個
明るさ　：230ルーメン(Highモード)
使用電池：単3形アルカリ電池×3本　※エネループ使用可能
点灯時間：【ヘッド部】8時間(Highモード)/20時間(Midモード)/60時間(Ecoモード)/18時間(クイックフラッシュモード)
　　　　　【後部認識灯】400時間(点灯)/750時間(点滅)
照射特性：フォーカスコントロール
照射距離：132m(最大時)
保護等級：防滴仕様(IPX4準拠)
本体サイズ：【ヘッド部】W56×H50×D28mm
　　　　　　【電池ボックス部】W81×H51×D27mm
本体質量：198g(電池含む)

ジェントスの人気シリーズである「ヘッドウォーズ」の3機種の中で、明るさが中間に位置する230ルーメンのモデル、機能的には最上位機種の「HW-000H」とほぼ同じでフォーカスコントロール機能も搭載されています。

明るさが230ルーメンと上位機種の「HW-000H」の300ルーメンと比較するとやや控えめですが、実用上はとても明るく、明るさ調節機能もついているのでどのようなシーンでも全く問題なく運用できます。

この明るさの差で上位機種から実売価格が1000円近く下がるのでこちらの機種「HW-999H」を選択する人が多いのもわかるような気がしますね。

 

【ジェントス リゲルヘッドライト GTR-943H】

[商品スペック]
使用光源：高輝度チップタイプ白色LED×1個
明るさ　：130ルーメン(Highモード)
使用電池：単4形アルカリ電池×3本　※エネループ使用可能
点灯時間：5.5時間(Highモード)/40時間(Ecoモード)
照射特性：ワイドビーム
照射距離：130m(最大時)
保護等級：防滴仕様(IPX4準拠)
本体サイズ：W73×H50×D61mm
本体質量：129g(電池含む)

人気のジェントスから本格派の「ヘッドウォーズシリーズ」以外の機種をひとつ。小型ヘッドライトシリーズの「GTR-943H」、電池ボックス一体型のワンピース構造のヘッドライトです。

小型というだけあり、電池は単4型乾電池が3本でライトと一体型の電池ボックスに収まります。電池が小さくなった分、重量も軽くなり電池を含めても僅か129gと女性でも頭に乗せやすい軽さです。

明るさは130ルーメンと少し控えめな感じがしますが、ヘッドライトとしては十分な明るさです。スポット調節のないリフレクター集光ですが照射距離が130mと長く、長距離を照らすのに向いています。

長距離届くスポット集光寄りのリフレクター搭載という事で近距離の光はやや弱く手元を明るく照らすよりは、暗闇で遠方を明るく照らすことが必要な釣りなどの用途に最適です。

また、面白い機能として樹脂でできたベゼル部とスイッチが白い蓄光素材でできており、スイッチをOFFにした時にうっすらと緑色に光ります。暗闇でON/OFFを繰り返すときには存在を確認しやすい親切設計です。

 

【レッドレンザー ヘッドライト H7R.2 OPT-7298】

[商品スペック]
使用光源：パワーチップ型LED×1灯
明るさ　：MAX300ルーメン/MIN20ルーメン
使用電池：専用充電池(Li-Polymer) または 単4形アルカリ電池×4本
点灯時間：ブーストモード/約6時間、パワーモード/約14時間、エコノミーモード/約60時間
照射特性：アドバンスフォーカス機能
照射距離：160m(最大時)
保護等級：耐水仕様(IPX6準拠)
本体サイズ：W85×H48×D41mm
本体質量：165g(電池含む)

ジェントスと並んで人気の高い「レッドレンザー」。ドイツのフラッシュライト・ヘッドランプの専門メーカーであるツヴァイブルダー・オプトエレクトロニクス社のLEDライトブランドで、今では世界各地に拠点を置くグローバル企業へと成長しているLEDフラッシュライトなどライティングアイテムの草分け的存在です。

レッドレンザーの人気ヘッドライトはMAX300ルーメンの「H7R.2」です、Hシリーズの「H7」には乾電池版の「H7.2」とこの、専用充電池付属版の「H7R.2」が存在しますが、300ルーメンを発揮できるのは専用充電池のパワーが必要なのでこちらの「H7R.2」となります。

LED商品の性能を引き出すには電池の性能に頼るところも大きいので、最大の明るさを引き出すために専用電池を採用するのはメーカーとして当然の選択肢でもあります。

そして使用頻度が高いヘビーユーザーは専用の充電池の方がランニングコストも下がるため良い選択でもあります。

レッドレンザーのフラッシュライトにも採用されている「アドバンスフォーカス機能」を搭載し、無段階のフォーカス調整が可能となっています、アドバンスフォーカス機能の最大のアドバンテージである、ムラのない綺麗なスポットでエリアをフラットに照らすことができます。

専用バッテリーへの充電は付属のACアダプタで家庭用コンセントからできる他、USBポートからも可能となっています。

 

【レッドレンザー ヘッドライト H14.2 OPT-7299】

[商品スペック]
使用光源：パワーチップ型LED×1灯
明るさ　：MAX320ルーメン/MIN60ルーメン　※公式サイトより
使用電池：単3形アルカリ電池×4本
点灯時間：MAX30時間/MIN6時間　※公式サイトより
照射特性：アドバンスフォーカス機能
照射距離：260m(最大時)
保護等級：防滴仕様(IPX4準拠)
本体サイズ：W80×H80×D88mm
本体質量：340g(電池含む)

レッドレンザーのヘッドライト「Hシリーズ」の最高峰「H14.2」です。「H14」には専用バッテリーを採用して究極の明るさを求めた「H14R.2」も存在しますが、こちらは乾電池採用の「H14.2」、単3形乾電池4本で320ルーメンの明るさを発揮します。

電池を含めると重量が340gと他のシリーズと比較して重たいため、慣れていない人にとっては長時間の使用には少し重たく感じられるかもしれません。

メーカの保証外なのでおススメはしませんが、この電池ボックスには18650リチウムバッテリーが2本で運用できるように電池端子が配置してあるため、Amazonなど通販サイトで入手できる、18650リチウムバッテリーで運用している人もいるようです。

口径の大きなヘッドで進化したアドバスフォーカス機能との組み合わせでワイドスポット時の照射エリアは特筆もので、とても広範囲をフラットでムラのない灯りで照らすことができます。

 

【レッドレンザー ヘッドライト H14R.2 OPT-7299-R】

[商品スペック]
使用光源：パワーチップ型LED×1灯
明るさ　：MAX1000ルーメン/MIN60ルーメン　※公式サイトより
使用電池：専用リチウムイオン充電池または単3形乾電池×4本
点灯時間：MAX35時間/MIN6時間　※公式サイトより
照射特性：アドバンスフォーカス機能
照射距離：300m(最大時)
保護等級：防滴仕様(IPX4準拠)
本体サイズ：W80×H80×D88mm
本体質量：340g(電池含む)

レッドレンザーのヘッドライトHシリーズの最高峰である、専用充電池付属仕様の「H14R.2」です。ブーストモードで1000ルーメンの強烈な明るさを体験することができるヘッドライトです。

この機種もアドバンスフォーカス機能を搭載しており、ヘッドを前後にスライドさせることでフォーカス調整が可能で、前に出せばスポット光、後ろに引けばワイド光とシーンに応じて使い分けることができます。

また、電池ケースは乾電池も使用できるようになっていますので、いざ充電切れとなった時も、乾電池を入手できれば使えますので便利ですね。

 

【Black Diamond ヘッドライト スポット】

[商品スペック]
使用光源：
明るさ　：300ルーメン(2017年モデル～)
使用電池：単4形アルカリ乾電池×3本
点灯時間：125時間(低照度)
照射特性：
照射距離：80m(高照度)
保護等級：防水仕様(IPX8準拠)
本体サイズ：
本体質量：90g(電池含む)

「ブラックダイヤモンド」はアメリカのクライミングギア製造をルーツとし、バックカントリーギアからトレッキング用品、そしてアパレル用品などを製造・開発する総合メーカーで、日本では株式会社ロストアローが輸入販売しています。

そのブラックダイヤモンドのベストセラーヘッドライトは登山用ギアとして使われるシンプルで軽量な「スポット」、電池を含めても僅か90gと軽量で、300ルーメンの明るさを発揮する頼もしい小さなヘッドライト。

上部にあるメインスイッチはディマー(調光)機能を持っており長押しすると無段階に明るさを下げることができます。また、側面にも調光用スイッチがあり、こちらは明るさを大きく調整するときに使用します。

その他にも近距離用のLEDや夜間モード用の赤色LEDなど、シンプルなのに意外と高機能なブラックダイヤモンドの登山用ヘッドライトです。

 

【エナジャイザー ヘッドライト HDL250】

[商品スペック]
使用光源：白色LED×3 赤色LED×2
明るさ　：250ルーメン(フルハイモード時)
使用電池：単4形アルカリ乾電池×3本
点灯時間：50時間(フルローモード時)
照射特性：
照射距離：80m(フルハイモード時)
保護等級：防滴仕様(IPX4準拠)
本体サイズ：幅59×高さ49×厚さ38mm
本体質量：68g(電池含む)

「エナジャイザー」はアメリカのコンシューマー製品メーカーで、電池やLEDランタン、LEDフラッシュライトなどを製造販売してるブランドで、日本では照明機器メーカーの小泉成器が総代理店となっています。

エナジャイザーのLED商品はとても個性的なものが多いのですが、このエナジャイザーヘッドライトのフラッグシップモデル「HDL250」は基本機能をおさえた使い勝手の良い明るいヘッドライトです。

明るさについては特筆すべきものではありませんが、夜間モードの赤LEDライトは暗闇でカメラ操作をする必要がある天体撮影をするには最適な灯りとなります。

また、ライトをOFFにする前の明るさを記憶するライトメモリー機能はとても便利です。